中国雑感コラム「コロナ禍の東京2020五輪」
新型コロナの感染拡大で史上初の1年延期となり、ほとんどの種目で無観客となるなど、異例ずくめの「緊急事態宣言下東京オリンピック」が8月8日に閉会した。多少の問題はあったものの大きな混乱なく17日間の競技を終えることができた。この時期での開催に賛否両論はあったものの、多くのアスリートたちが感動を与えてくれたのも事実である。日本は自国開催という優位性はあったが、過去最多となる27個の金メダル(リオ五輪12個)、メダル総数58個(リオ五輪41個)を獲得した。
日本は“お家芸”である柔道、レスリングを始め、今回新たな種目となったスケートボードや空手などで多くのメダルを獲得した。金メダルの獲得数をみてみると、1位アメリカ、2位中国、3位日本と続き、現在の世界における経済力、国力を表しているようにも見える。アメリカを象徴する競技である野球(ソフトボール)、バスケットボール、ゴルフで、日本は野球(ソフトボール)でアメリカを凌駕した。バスケットボール、ゴルフでは後塵を拝したが、女子バスケットボール、ゴルフとも大きな躍進を果たした。また卓球大国の中国に対しては、5種目中男女混合ダブルスで中国に勝ち日本卓球史上初の金メダルを獲得、他の4種目では歯が立たなかった。しかし、今後に多いに期待をもたせてくれた。
一方、大会期間中、新型コロナ感染は急拡大を続けており、全国で累計感染者数は100万人を超え、全人口の約100人に1人(東京では約50人に1人)が感染したこととなり、危険を身近に感じずにはいられない状況になってきている。(NT)
【国別メダルランキング】
順位
国名
金メダル
銀メダル
銅メダル
合計
1
米国
39
41
33
113
2
中国
38
32
18
88
3
日本
27
14
17
58
4
英国
22
21
65
5
ROC
20
28
23
71
TJCCコンサルティンググループ 田辺尚裕
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