【中国雑感コラム】 Vol.101「藤井総太七冠誕生!」

作者:TJCC日付:2023-07-18 13:59:00

【中国雑感コラム】 Vol.101「藤井総太七冠誕生!」

先ごろ、藤井聡太竜王が「名人戦」で渡辺明名人に勝利し、史上最年少で七冠を獲得(羽生善治九段に次ぐ二人目)、日本将棋界で偉業を達成しました。筆者は幼少の頃、将棋を指した経験があるだけで詳しくはありませんが、藤井聡太竜王は2016年に史上最年少(14歳2か月)でプロ入りし、7年間で七冠を獲得、“AIをも超える”と評される彼の頭脳と感性は、将棋の伝統的な戦術や定石にとらわれず、新たな指し手やアイデアを生み出しました。また、彼の素晴らしいところは、年々相手のレベルが上がっても、自らも成長し、8割を超える高い勝率を維持していることだと思います。

一体プロ棋士はタイトルを獲得するとどの位の賞金を手にするのか、俗な疑問をもち調べてみました。序列(格付)は「竜王」と今回藤井七冠が獲得した「名人」が同格でトップ、賞金も他のタイトルに比べ高いようです。

 

 

 

 

 

 

 

昨年の賞金獲得の第1位は藤井聡太竜王で1億2,200万円、第10位で1,500万円余りであり、プロ棋士約150名の中で1割程度の棋士だけが1,000万円以上と厳しい世界であることが窺い知れます。

藤井聡太竜王・名人が今後(6月~8月)、「棋聖戦」「王位戦」の防衛戦に成功し、そして「王座戦」の挑戦者決定戦を勝ち抜いて挑戦権を獲得すれば、いよいよ9月に前人未踏の八冠をかけて「王座戦」に挑戦することとなります。6月28日「王座戦」の挑戦者決定トーナメント準決勝で羽生善治九段に勝利し決勝に進出、期待が膨らむばかりです!(NT)

TJCCコンサルティンググループ 田辺尚裕