海南自由貿易港の「封関」運営が正式開始 高水準開放の新段階へ

作者:TJCC日付:2025-12-31 09:22:00

20251218日、海南自由貿易港にて島全体の封関運営が正式開始されました。

封関運営開始により、海南は島全体が税関監督管理の特殊区域に組み込まれ、「一線の開放・二線の管理・島内の自由」を核心コンセプトとした管理モデルが実施されています。「一線開放」とは、海南自由貿易港の特別開放政策の実施により、海外の国・地域の人・資金・物資・データがより自由かつ円滑に海南へ流入できるようにすることを指しています。海南と中国国外の国・地域との境界が「一線」となります。「二線管理」とは、自由貿易港の特別政策が海南島内のみに適用されること、そしてその特別政策により自由貿易港に入った人・物が中国内地へ移動する際は、中国内地の関連政策・管理措置が適用されることを意味しています。海南と中国内地との境界が「二線」となります。

封関運営開始後は「ゼロ関税」の対象商品の品目数が約1,900品目から6,600品目以上へと拡大され、対象カバー率が大幅に向上しています。また、海南における加工付加価値が30%を超える製品を中国内地向けに販売する場合、関税が免除されます。

封関による恩恵は、居民サービス分野にも広がっています。自由貿易港の政策優位性を背景に、国際的で革新的な医薬品・医療機器が海南島内の国際医療先行区である博鰲楽城において先行導入されており、地域を跨いだ医療連携が加速しています。これにより、より多くの患者が中国国内にいながら国際的に最先端な医療サービスを受けられるようになっています。

全体的に見ると、海南の全島封関は、文字から連想するような「島を閉ざす」といったものではなく、より高水準な「開放」を体現しています。世界の貿易環境が複雑化・変動している中で、海南における制度型開放の新たな実践は、中国が高水準の対外開放を継続拡大していく姿勢の表れと言えます。