【通関貿易】アメリカの認証機関に対するCCC認証定期検査の委託を一時停止に

作者:TJCC日付:2026-08-31 13:22:00

アメリカにおける中国CCC認証管理に関して、これまで中国CCC認証指定機関は、アメリカに所在する認証機関に対して、CCC認証取得後の工場に対する定期検査を委託してきました。しかし、中国国家認証認可監督管理委員会は202685日より、この委託の実施を一時停止することを決定しました。この措置は既存のCCC証書を取消すものではなく、またアメリカ製品の輸入を禁止するものでもありません。アメリカの機関がCCC認証後監督のプロセスに関わるルートを遮断するという措置になりますが、アメリカ製造かつCCC認証に関わる製品を輸入する企業においては、以下の点に注意する必要があります。

アメリカからの輸入製品にCCC対象品があるかを確認する
すべてのアメリカ製品にCCC認証が必要なわけではない。そのため輸入製品が『強制性製品認証目録』に含まれるかを確認する必要がある。この目録は家電製品、電子機器、自動車部品など22大分類、数百種類の製品が含まれているが、目録に該当しない場は今回の措置の影響を受けない。企業においては、中国の国家認証認可監督管理委員会が公布する最新の目録と照合することが望まれる。

 

既存証書の一時停止リスクに注意する
今回の措置の主な影響は、「CCC認証取得後の工場への定期検査」にある。アメリカのサプライヤーがすでにCCC証書を取得している場合、これまでアメリカ現地の認証機関が定期検査を担当してきた可能性があるが、この定期検査ルートは2026年から一時停止される。注意すべき点としては、一部の中国CCC認証指定機関はアメリカに分支機構を設けているものの(例えばCQCアメリカ分センター等)、現状ではこの分CQCアメリカ分センターは認証コンサルティング・指導機能しか有しておらず、工場への定期検査を独立して実施する資格を与えられていない。そのため、サプライヤーは中国のCCC指定認証機関に自ら連絡して、中国側の機関から工場への定期検査を再手配してもらう必要がある(例えば、中国側から直接人員を米国に派遣してもらったり、アメリカ以外の機関を別途探したり等)。もしこうした手配が円滑に行われず、期限通りに検査を完了できない場合、CCC証書が一時停止または取り消される可能性もあり、それ以降、製品が中国市場に入れられなくなる恐れもある。